?紛争の内容
成人した子3名がいる結婚25年の熟年夫婦の離婚事件です。
妻は、夫からの長年のDV、モラハラで悩んでおられましたが、夫側は、DVという自覚がなく、離婚を拒否しましたので、調停で話し合うことになりました。
?調停の経過
妻は実家に戻ることもできなかったため、同居のまま離婚調停を申し立てました。
調停において、暴力を受けた怪我の様子や診断書等を提出し、夫側のDVを立証しました。
?本事例の結末
夫は現在収入が乏しい状況ではあったものの、一時金及び分割金として400万円もの解決金を支払う内容にて離婚調停が成立した。
?本事例に学ぶこと
DVの否認案件では、証拠が何よりも重要であり、訴訟に移行した場合のデメリット等を理解してもらい調停成立を目指すのが望ましいと感じます。