?紛争の内容
配偶者が１年半に渡って不貞をしていたという事案で、配偶者の不貞相手に対して慰謝料請求をしたという事案です。
?交渉・調停・訴訟などの経過
ご依頼者様は、弁護士に依頼する前に、偶然電話で不貞相手と話をしたことがありました。
しかし、不貞相手の様子から慰謝料請求にすぐ応じないと考え、弁護士に依頼することにしました。
受任後直ちに不貞相手に対して訴訟を提起しました。
?本事例の結末
相手方も不貞の事実を認めていたため、最終的な解決金をいくらとするかで初めは和解成立が難しいと思われましたが、求償関係の複雑さや紛争の早期解決という観点から、１００万円を支払ってもらうことで和解を成立させることとしました。
?本事例に学ぶこと
不貞慰謝料請求は、そもそも、金銭を目的としているのではなく、まさに、傷ついた心を慰謝するために行うという方がほとんどです。
従って、尋問まで行ってお気持ちを話してもらうことで、かえって傷ついてしまうこともあると思います。
そうした方たちのお気持ちを考えながら、かつ、きちんと不貞相手には損害賠償をさせるという点で、繊細に事件処理をしていかなければならないと考えております。
