紛争の内容
離婚原因を作ってしまったが、数年間の別居を継続しているため離婚をしたいが相手が拒んでいる
交渉・調停・訴訟などの経過
双方代理人が着いていたため代理人を通して交渉をしました。
本事例の結末
慰謝料の支払いに加えて、年金受給時までの生活費相当額を渡すことになりましたが離婚をすることとなりました。
本事例に学ぶこと
離婚原因を作った側からの離婚の請求は難しいところがあります。支払い能力があったからこそ相手方が納得する程度の金銭を渡すことにより解決を図ることができました。支払能力がない場合にはこのような形での交渉での解決は難しいと思われ、その場合には調停や訴訟での解決となる可能性があると思われます。離婚の請求をする方としては、相手方にどこまで寄り添えるかが問題となり、他方、相手方としてはどこで感情の整理をつけるかが問題となりますので相互に譲歩することが非常に重要と学びました。