離婚の際に、夫婦で築いた財産を分け合うのが、清算的財産分与と呼ばれるものです。 婚姻してから別居・離婚に至るまでに築いた財産が対象なのですが、そこでは「退職金」も対象となると考えられています。 退職金を既に受け取っている・・・
弁護士コラム(8 / 13ページ目)
財産分与割合の決め方
財産分与は、原則として、5対5で財産を双方に分けることが一般的です。 しかし、一方当事者が会社を経営しており、財産の大部分がその会社の経営により得られたものである場合、会社経営をしている当事者から、「財産は、自分の才覚と・・・
調停で決めたことを守ってもらえない場合(履行勧告)
家庭裁判所で調停が成立したにもかかわらず、その調停条項に定めた内容を義務者が履行してくれない場合はどうすればよいのでしょうか。 金銭を支払ってもらう約束などであれば、その調停調書に基づいて差押などの手続をすることも考えら・・・
夫婦それぞれが子を監護している場合の婚姻費用・養育費
婚姻費用・養育費の算定には算定表を用いますが、算定表は権利者(婚姻費用等を受け取る側)のみが子を監護している場合を前提としています。 そのため、別居後、夫婦それぞれが子を監護している場合の婚姻費用等を算定する場合には算定・・・
子どもとの面会交流ができない中での養育費の支払い
調停で子どもとの面会交流が認められたにもかかわらず、元配偶者が子どもとの面会を拒否する、というケースがときどき見受けられます。自分自身は、養育費を毎月支払続けているのに、子どもと会えないのはおかしい、養育費の支払いを止め・・・
親族からの贈与や相続によって得た財産の財産分与について
親族からの贈与や相続によって得た財産は財産分与の対象にならないといわれていますが、受けとった時期が古いような場合は、これらの財産が現在も残っている可能性がある場合であっても、財産分与の対象となる可能性があります。 このよ・・・
家事審判の実際~婚姻費用~
婚姻費用の調停の中で、双方の収入額に争いがある等の理由で婚姻費用額について合意が形成できないという場合があります。 その場合、調停は不成立となり自動的に審判に移行します。 調停不成立とされた期日に次回の審判期日が指定され・・・
「悪意の遺棄」の意味は?
ご相談時に「悪意の遺棄」とは何か? (ご相談者の状況が)「悪意の遺棄」にあたらないか? 等ご質問されることがあるので、改めて基本から書いてみます。 民法上、離婚原因はいくつか明記されていますが、「悪意の遺棄」とは、この法・・・