皆さん、こんにちは。
さて、今回は、「離婚に関する統計」や「芸能人」について触れてみます。
芸能人の離婚については、ニュースで大々的に取り沙汰されることが多いですよね。
「●●の不倫現場」とか「●●夫婦が別居」など、大々的に記事にされるのが芸能人の離婚事件の特徴です。
では、芸能人の離婚は、実際にどのように離婚を進めているのか。
多くのニュースでは、【協議離婚】と聞きますよね。
ごく稀に【調停離婚】と聞くこともあります。
しかし、【裁判離婚】というのは、ほとんど聞いたことがないのではないでしょうか。
実は、芸能人のみならず、一般の方々も、
・100組のうち、およそ90組が【協議離婚】
・残る10組のうち、9組が【調停離婚】
・残る1組が【裁判離婚】
という厚生労働省の少し古い統計があります。
統計をみても、芸能人の方でも協議が多いというのは、うなずけます。
では、弁護士関与率はどうでしょうか。
家庭裁判所の調査(「家庭裁判所における家事事件の概況及び実情並びに人事訴訟事件の概況等」)によりますと、【調停離婚】に関しては、
・平成19年
71.9%の方が弁護士関与なし
・平成28年
48.6%の方が弁護士関与なし
という結果となりました。
つまり、最近は、4組に1組は夫婦双方が弁護士を選任して手続をしており、4組に1組は夫婦の一方が弁護士に申し立てを依頼していることになります。
このように、弁護士関与率は統計をみても明らかに上がりつつあります。
もっとも、芸能人に限っては、協議においても、多くの記事では「代理人を通じて~」などと書いてあることが大半ではないでしょうか。
マスコミ対応等があること、多忙であること、多くの財産が協議の対象となり得ること、世間体などの理由から、「代理人弁護士に対応を委ねた方が望ましい」とお考えの方が非常に多いのではないかと思います。
以上、離婚に関する統計と芸能人について簡単に触れてみました。
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