紛争の内容
配偶者からの暴言・暴力や性格の不一致により離婚を考えているとのご相談でした。
ご依頼者様はすでに離婚調停を申し立てていました。
調停などの経過
離婚調停の代理人として受任し、調停の場で離婚の話合いを開始しましたが、配偶者は、子が幼いため絶対に離婚はしない、という強い意向を有していたため、調停は不成立となりました。
その後、１年程度別居を継続した後に離婚訴訟を提起しました。
配偶者は、訴訟においても離婚を争う姿勢でしたが、数期日の後、和解の話合いとなりました。
当初、配偶者はかなり高額の条件を提示してきましたが、やり取りを続ける中で、徐々に現実的な条件に落ち着いてきました。
本事例の結末
解決金１５０万円、離婚後２年間について養育費を２万円程度上乗せする、という条件で離婚についての和解が成立しました。
本事例に学ぶこと
不倫等の明確な離婚事由が存在しない場合においても和解で離婚が成立することがありますので、ある程度の段階で訴訟に踏み切ってもよいかもしれません。
