妻の代理・・・依頼を受けてから離婚成立まで約1年(調停が成立しなかったため、離婚の裁判になり、その中で和解が成立しました)

妻 40代前半
夫 40代前半
子 1人(15歳)

夫が単身赴任中、愛人を作り、単身赴任が終わって自宅に戻っても、月に何度か家を空け、愛人に会っている様子でした。その後、夫が妻に離婚を求めましたが、妻は、夫に非があるため、最初は離婚に反対していました。

しかし、その後、これ以上婚姻関係を継続することは難しいと考えて、妻が離婚調停を起こしましたが、離婚の条件について折り合わなかったことから、調停は不調となりました。

そこで、妻が夫に対して離婚の裁判を起こし、その裁判の中で、離婚の条件について話し合いができて和解が成立しました。
妻は、調停の段階から弁護士を付け、夫は、裁判になって弁護士を付けました。

和解の内容は次のとおりです。
■ 親権者 妻
■ 養育費
 ① 22歳まで毎月16万円
 ② 大学入学時に、入学金として30万円
■ 住宅ローンの残債務2000万円について、妻と夫が2分の1ずつ負担する。
■ 夫名義の住宅については、贈与を原因として子の仮登記を付け、住宅ローンが完済された段階で、夫から子に所有権移転登記をする。
■ 財産分与 夫は妻に123万円を支払うこととし、調停成立時に100万円、次回のボーナス時に23万円を支払う。
■ 解決金 夫は妻に500万円を支払うこととし、最初のボーナス時に20万円、以後、ボーナス時に30万円ずつ分割して支払う。
■ 年金分割 1/2